1−2 Clinotanypus group
                                                            return to Tanypodinae
Clinotanypus

体長7.5〜8mm。淡橙褐色、まだら。各体節の体側に多数の遊泳毛がある。日本各地に分布するが、琵琶湖に広く生息するのは
Clinotanypus sugiyamai
である。

Clinotanypus sugiyamai
Clinotanypus sp. Clinotanypus sugiyamai
舌板の歯は5〜7本。上の写真は6本および7本のもの。両端の歯は大きく、全体が深いV字形
に配列される。側舌は大きく分岐しないが、内、外側にごく小さい刺状の鋸歯を持つものもある。
下咽頭櫛歯は約30本の鋸歯。
下唇板歯は3列、20数個の小さい歯列群。偽歯舌は上端では広く、中ほどでくびれる。小顆粒の列は不規則。M付属器全体はやや長い三角形。
Clinotanypus sugiyamai
触角は4節、触角比は10〜13.第3,4節はごく
短い。
Clinotanypus sugiyamai
先端歯は大きい。基歯は大きな三角形。
側歯は無い
肛門鰓は2対ともに円錐形。尾剛毛台の高さは径の2〜2.5倍。尾剛毛は14〜18本、種によって異なる。